交通事故被害者電話相談は誰でも利用できる?サービスの特徴や利用方法のまとめ

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交通事故の被害者となったときには、今後のことについていろいろな不安を抱えてしまうかもしれません。ケガをして入院や通院をしなければならない場合は、生活上の悩みも生じてくるでしょう。こういった不安や悩みの相談にのってもらえるのが、交通事故被害者電話相談のサービスです。

この記事では、電話相談サービスの特徴や利用方法について紹介します。

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交通事故被害者電話相談の多くは無料で利用ができる

交通事故被害者電話相談は、公的機関や弁護士などが所属する専門団体、法律事務所などが主に行っています。このような電話相談のサービスは、相談料などはとくに発生しないケースが多いです。ほとんどのサービスは誰でも無料で利用ができるようになっており、困ったことがあるときに気軽に問い合わせをすることが可能です。

フリーダイヤルを設置している事業所もあるため、利用する相談窓口によっては通話料もかかりません。ナビダイヤルの電話番号を紹介している事業所の場合は、通話した時間に応じて一定の通話料が発生します。ただし、こういった事業所も通話時間を最小限に抑えれば費用の負担は軽く済みます。

交通事故の被害者になったときに多くの人が直面するのが、経済的な問題です。費用がほとんどかからなければ、生活上の不安があるときでも相談がしやすいでしょう。

相談内容や利用時間、回数が限定されている窓口もある

交通事故の被害者電話相談は、サービスを提供している事業所によって受付してもらえる相談内容や利用時間などが異なります。例えば、公益財団法人の日弁連交通事故相談センターの場合、自動車や二輪車の交通事故が対象です。

また、こちらのセンターの電話相談は、「民事上のトラブルであること」や「国内で発生した交通事故であること」などの条件があります。したがって、条件に該当しない刑事処分についての相談などはサービスの対象外です。

日弁連交通事故相談センターでは、10分前後の短い時間の電話相談に応じています。このような窓口を利用する場合は、あらかじめ相談する内容を整理しておく必要があるでしょう。窓口によっては、無料で利用できる回数に制限が設けられているケースもあります。

相談の受付時間や曜日はサービスによってさまざま

電話相談の受付時間やサービスが利用できる曜日も、窓口によって異なるのが一般的です。24時間無休で相談を受け付けている窓口もあれば、平日に限定して電話相談を行っている窓口もあります。公益財団法人の日弁連交通事故相談センターの場合は、祝日を除く月曜日から金曜日の午前中から夕方までが電話相談の受付時間です。

土曜日や日曜日は電話相談ができないため、こちらのサービスを利用するときは少し注意をしましょう。一部の法律事務所では、24時間無休で交通事故被害者の電話相談を受け付けています。このような窓口の場合は、曜日に関係なく夜中や早朝の相談も可能です。

急を要する相談事がある場合は、電話相談の対応時間が長い法律事務所を探してみると良いかもしれませんね。交通事故被害者電話相談の窓口は、日時によっては混雑します。電話がなかなか繋がりにくいときは、時間や曜日を変えて再度連絡をしてみましょう。

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電話相談から面接相談へと進めるケースもある

交通事故被害者電話相談を行っている事業所では、対面での面接相談も受け付けているケースがあります。「電話では込み入った内容まで相談ができない」という場合は、敢えて面接相談を利用するのも方法のひとつです。公益財団法人の日弁連交通事故相談センターでは、電話相談の他に面接相談も行っています。

こちらのセンターの面接相談は、相談できる内容も電話と同じです。電話相談をしてから面接相談へと移行することも可能で、段階を踏んでサービスが利用できるようになっています。「対面でより詳しいアドバイスが欲しい」というときは、電話相談を終えた後に面接相談を希望する旨を伝えましょう。

初めて交通事故の相談をするときは、「ちゃんと話を聴いてもらえるのだろうか」などの不安もあるかもしれません。電話での担当者の対応などをチェックしてから面接相談へと進む方法をとれば、自分に合ったサービスなのかどうかが判断しやすくなります。

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交通事故被害者電話相談の窓口は自治体や警察でも紹介している

さまざまな相談窓口があると、どのサービスを利用すれば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。このようなときは、都道府県や市町村などに問い合わせると、自分が抱えている問題の解決に役立つ相談窓口を教えてもらえる可能性があります。

都道府県では、それぞれ管轄する地域に交通事故相談所を設けています。相談所では電話や対面での相談を行っており、必要な場合は他の相談窓口を紹介してもらうことが可能です。相談先が見つからなくて困っている場合は、まずこういった公的機関の相談所でアドバイスを得るのも良い方法になるでしょう。

交通事故に関する相談窓口は、警察でも紹介しています。「ひき逃げに遭った」や「事故の後遺症やトラウマで悩んでいる」といったときは、最寄りの警察署などに問い合わせて最適な相談先を教えてもらうのも一案です。

相談の際に準備しておきたいものは?

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交通事故被害者電話相談を利用するに当たっては、準備しておきたいものがいくつかあります。相談時間が限られている場合は、あらかじめ必要な書類や資料を準備してから電話をかけるのがおすすめです。電話相談で適切なアドバイスを得るためには、担当者に事故の概要をしっかりと説明する必要があります。

警察から発行される交通事故証明書や現場の位置がわかる地図や写真、医師の診断書や診療報酬明細書などは、できるだけ用意しておきたい書類のひとつです。こういった書類がきちんと揃っていれば、限られた時間の中でも状況を正確に伝えてアドバイスを得ることができるでしょう。

休業や離職により収入が減り、交通事故の加害者に損害賠償請求などをしたい場合は、給与の明細書や源泉徴収票なども用意しておくと便利です。後遺障害が残った場合は、後遺障害診断書も準備しておきましょう。交通事故の電話相談で用いた書類や資料は、後に示談や損害賠償請求をするときにも必須となることが多いです。

早めに必要なものを準備しておけば、スムーズに手続きが進められるでしょう。

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自分に合った相談窓口を見つけて早めに問題を解決しよう

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交通事故被害者電話相談は、収入の減少や後遺症などの交通事故で生じやすい問題を早期に解決するのに役立つサービスです。事故の被害者となってしまったときは、慌てずに自分に合った相談窓口がないかどうかを探ってみましょう。

不安や悩みを一人で抱えていると、体調にも悪影響を及ぼす恐れがあります。問題を抱えているときは、自治体や警察のサポートなども上手に利用して、解決に向けて一歩を踏み出してみましょう。

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